子猫の食事

1. 成長期には「前期」と「後期」がある

子猫期は12ヶ月まで続きますが、その中にも「前期」と「後期」があることをご存知でしょうか?具体的には生後4カ月を境に「成長前期」と「成長後期」に分かれます。
それぞれの時期の子猫に寄り添った栄養バランスの食事で、大切な成長期の健康的な体作りをサポートすることができます。

2. 食事を分けたほうがいい理由

成長期の12ヶ月の間、猫の体重は同じスピードで増えていくわけではありません。
体重増加の半分は最初の4カ月という短期間に急激におこります。
100gで生まれた子猫は、4カ月で約2kgになります。4カ月で体重は20倍にもなるのです。
一方、成長後期では8か月かけて2倍になり(約2kgから約4kgへ成長)、成長スピードは緩やかになります。
また、後述のように子猫の消化能力も変化していくため、月齢にあわせた脂質・タンパク質・炭水化物の最適な割合の食事にすることで消化能力の未熟な子猫でもしっかりと栄養素を吸収して健やかに成長することができます。

3. 「成長前期」の食事の特徴

  • ・急激な成長をサポートする高カロリー設計
    ※キトンと比較して8%増
    ぐんぐん体重が増える時期ですが、身体は小さく一度にたくさんの量を食べることはできません。高カロリー設計により子猫が負担なく必要なエネルギーを得ることができます。
  • ・最適な栄養バランス
    この時期は炭水化物の消化は苦手な一方、脂質の消化に優れています。高脂質・低炭水化物な栄養バランスで成長前期の子猫の健やかな成長を応援しましょう。

4. 「成長後期」の食事の特徴

  • ・ゆるやかな成長に対応した最適なカロリー設計
    ※ベビーキャットと比較して8%減
    成長期で多くのカロリーを必要するとはいえ、成長スピードが落ち着いてくるので今までのような高カロリーな食事だと肥満のおそれもでてきます。適度なカロリー密度で健康的な体重増加をサポートします。
  • ・健康的な筋肉のための高タンパク設計
    タンパク質や炭水化物の消化能力が発達する時期です。子猫の成長にあわせてベビーキャットよりも高タンパク・低脂質に調整しています。
    ※ベビーキャットと比較して6%増、31%減

5. 子猫期全般を通してケアしてあげたいポイント

ここまで前期・後期の違いに着目してきましたが、成長期全体を通してケアしてあげたいポイントもあります。

  • 1.未熟な抵抗力
    成長期に子猫の免疫力は徐々に発達していきます。健康を保ち自然な抵抗力をサポートするために、ベビーキャット・キトンではビタミンC・ビタミンEなど科学的に証明された独自の抗酸化成分を配合しています。
  • 2.消化とおなかの健康
    消化能力の未熟な子猫でもしっかりと栄養素を消化・吸収できるよう、高品質で消化性の高いタンパク質であるL.I.Pを配合。
    ※消化率90%以上
    また、サイリウムやフラクトオリゴ糖などのプレバイオティクスの組み合わせで、腸内細菌バランスを整え、おなかの健康をサポートします。
  • 3.健康的な脳の発達
    子猫は成長期を通じて多くのことを学び、脳は著しく発達します。オメガ3系不飽和脂肪酸のDHAは健康的な脳の発達をサポートすることで、子猫の健全な学習に貢献します。

6. 食事選びのQ&A よくある質問まとめ

キャットフードの選び方について多く寄せられる質問をQ&A形式で紹介します。
子猫の食事の与え方についてのよくある質問はこちら

Q:原材料リストからペットフードの品質が判断できますか?

A:いいえ。原材料のリストからは原材料の質や栄養情報、製造の安全管理について知ることはできません。原材料リストにはたしかに使用した原材料を重量順に書くという決まりがありますが、原材料の加工方法や書き方によって順序は大きく変わります。

Q:子猫用フードならどれも同じ?

A:いいえ。「成長期用総合栄養食」と書かれている食事は、子猫に必要な栄養基準を満たしているため、栄養不足の心配はありません。しかし栄養基準で定められている項目の多くは最低量のみで、配慮しているポイントは会社ごとに異なります。「免疫ケア」と書かれていてもそのために使用する栄養素の種類や量もさまざまです。パッケージの文字だけでなく、具体的な栄養設計や栄養素の量まで見て、信頼できるものを選択しましょう。 たとえば注目されているビタミンC。猫は体内で合成できるため、実は総合栄養食としての基準量は0、含まれていなくてもいいのです。しかし健康を維持して免疫力をサポートするために、ロイヤルカナンでは論文などの研究報告に基づき十分な量のビタミンCを配合しています。

Q:グルテンフリーは健康に良い?

A:小麦など特定の穀物に食物アレルギーがある場合を除いて、グルテンフリーであることの科学的なメリットは示されていません。穀物も適切に加工することで貴重な栄養源となるため、過度に避ける必要はありません。原材料だけでなく総合的な栄養設計に目を向けて、子猫の健康がサポートできる食事を選びましょう。
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Q:猫は肉食だから肉の多い食事が良い?

A:いいえ、原材料だけではなく消化性や栄養バランスをチェックしましょう。たしかに猫は肉食動物ですが、それは「肉(動物性の食品)にしか含まれない特定の栄養素を体内で合成できないので、それらを食事からとる必要がある」という意味です。具体的にはビタミンAやタウリンなどが該当します。肉を多く食べれば食べるほど健康になるわけではなく、タンパク質が多すぎたり、消化性が低いと、未消化のタンパク質がかえって腸内細菌のバランスを悪化させるおそれがあります。個々の猫の年齢やお悩みにあわせて食事を選択しましょう。

Q:消化性の良さはどこを見る?

A:製品ごとの消化率の数字はなかなかわからないでしょう。そこで着目してほしいのが「うんち」です。消化率の高い食事ほどうんちの量が少なくなります。栄養が届いているかの目安として日々観察してみてください。

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