ケアが必要な猫の食事

1. 食事でケアできるお悩みとは?

愛猫のこのような「ケアサイン」に気付いたら、これからも健康でいてもらうために食事でケアしてあげることができます。

2. ケアが必要な猫のための食事の特徴

・健康な尿を維持したい成猫用(ユリナリーケア)

なぜケアが必要なの?
猫の祖先は砂漠で暮らしていたため、猫は今でもあまり水を飲まず濃いおしっこをする性質があります。健康的なおしっこを維持することはとても大切です。

どのような食事なの?
ユリナリーケアはRSS値という尿路結石のできやすさを計測し、ミネラルバランスを調整することで下部尿路の健康をサポートすることが科学的に確かめられています。健康的なおしっこの濃度と尿pHを維持し、泌尿器の健康をサポートする食事です。

・減量したい猫用(ライトウェイトケア)

なぜケアが必要なの?
適正体重を20%以上オーバーすると肥満です。適正体重に戻るためにはダイエットが必要ですが、通常のフードで食事量を減らすと、身体に必要なビタミンやミネラルの摂取量が少なくなってしまいます。健康的に体重を落とすには専用の食事が必要です。

どのような食事なの?
カロリー制限をしてもビタミンやミネラルは充分とれるように設計されています。高タンパク・低脂肪・低カロリーで健康的な筋肉を維持しながらの体重管理を実現します。減量中でも空腹感がおきにくいよう、複数の食物繊維のブレンドで満腹感が持続します。
※標準的なロイヤルカナン製品と比較して脂質33%減、タンパク質12%増

・毛玉が気になる成猫用(ヘアボールケア)

なぜケアが必要なの?
猫は毛づくろいで舐めとった毛の2/3を飲み込んでしまうため、毛玉の吐き戻しが頻回に見られる場合は特別なケアが必要です。日々のブラッシングに加えて、食事の面でもヘアボールに配慮したものを選びましょう。

どのような食事なの?
水を吸収してゲル状になるサイリウムと、吸水率が高く健康的な蠕動運動に配慮したセルロースなどの複数の食物繊維の組み合わせが、毛玉の形成を抑制します。毎日の毛づくろいで飲み込んだ毛が、糞便中へ排出されることをサポートします。

・おねだりの多い成猫用(アペタイトコントロール)

なぜケアが必要なの?
愛猫のかわいいおねだりについ負けてしまう、そんな経験はありませんか?しかしおねだりの都度食事をあげていると太ってしまうため、専用の食事が必要です。

どのような食事なの?
水を吸って膨らむ特別な食物繊維と、ゲル状になるサイリウムの組み合わせにより、胃の中でフードがしっかり膨らみ長くとどまります。そのため満腹感が持続する、まさに食欲旺盛な猫にぴったりの栄養設計になっています。

・健康的なおなか・便を維持したい成猫用(ダイジェスティブケア)

なぜケアが必要なの?
うんちは健康をうつす鏡とも言われ、腸内環境を反映します。食事に含まれる栄養素をしっかりと消化吸収できるよう配慮することは、健康を保つうえでとても重要です。うんちの状態が気になるときは専用の食事でケアしましょう。

どのような食事なの?
プレバイオティクスのフラクトオリゴ糖を配合し、良好な腸内細菌叢をサポートします。可溶性食物繊維のサイリウムは便の質を改善し、おなかの健康を維持します。おなかが弱い猫に配慮して消化性の高い原材料を厳選して使用しています。

・歯垢・歯石が気になる成猫用(デンタルケア)

なぜケアが必要なの?
食事の後歯みがきをしないと歯垢が蓄積し、歯垢はわずか数日で歯石へと変化します。歯石になると特別な処置をしないと取れないため、日々の食事で健康的な口腔環境のケアをしてあげることが大切です。

どのような食事なの?
噛むことで歯みがき効果が得られる特別なキブル(粒)形状で、歯垢の蓄積をおさえ口臭を軽減します。また、ポリリン酸ナトリウムを配合しています。

・健康で美しい皮膚・被毛を維持したい成猫用(ヘアー&スキン ケア)

なぜケアが必要なの?
皮膚被毛は健康のバロメーターと言われ、皮膚は約3週間でターンオーバーします。食事のタンパク質の30%は皮膚被毛の維持に使われており、健康で美しい皮膚被毛を維持するには高品質なタンパク質を含む専用の食事が適しています。

どのような食事なの?
EPAやDHAなどのオメガ3系不飽和脂肪酸とリノール酸などのオメガ6系不飽和脂肪酸をバランスよく配合。高消化性の高品質なタンパク質が健康的な美しい被毛をサポートします。

3. 食事選びのQ&A よくある質問まとめ

キャットフードの選び方について多く寄せられる質問をQ&A形式で紹介します。
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Q:原材料リストからペットフードの品質が判断できますか?

A:いいえ。原材料のリストからは原材料の質や栄養情報、製造の安全管理について知ることはできません。原材料リストにはたしかに使用した原材料を重量順に書くという決まりがありますが、原材料の加工方法や書き方によって順序は大きく変わります。

Q:子猫用フードならどれも同じ?

A:いいえ。「成長期用総合栄養食」と書かれている食事は、子猫に必要な栄養基準を満たしているため、栄養不足の心配はありません。しかし栄養基準で定められている項目の多くは最低量のみで、配慮しているポイントは会社ごとに異なります。「免疫ケア」と書かれていてもそのために使用する栄養素の種類や量もさまざまです。パッケージの文字だけでなく、具体的な栄養設計や栄養素の量まで見て、信頼できるものを選択しましょう。 たとえば注目されているビタミンC。猫は体内で合成できるため、実は総合栄養食としての基準量は0、含まれていなくてもいいのです。しかし健康を維持して免疫力をサポートするために、ロイヤルカナンでは論文などの研究報告に基づき十分な量のビタミンCを配合しています。

Q:グルテンフリーは健康に良い?

A:小麦など特定の穀物に食物アレルギーがある場合を除いて、グルテンフリーであることの科学的なメリットは示されていません。穀物も適切に加工することで貴重な栄養源となるため、過度に避ける必要はありません。原材料だけでなく総合的な栄養設計に目を向けて、子猫の健康がサポートできる食事を選びましょう。
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Q:猫は肉食だから肉の多い食事が良い?

A:いいえ、原材料だけではなく消化性や栄養バランスをチェックしましょう。たしかに猫は肉食動物ですが、それは「肉(動物性の食品)にしか含まれない特定の栄養素を体内で合成できないので、それらを食事からとる必要がある」という意味です。具体的にはビタミンAやタウリンなどが該当します。肉を多く食べれば食べるほど健康になるわけではなく、タンパク質が多すぎたり、消化性が低いと、未消化のタンパク質がかえって腸内細菌のバランスを悪化させるおそれがあります。個々の猫の年齢やお悩みにあわせて食事を選択しましょう。

Q:消化性の良さはどこを見る?

A:製品ごとの消化率の数字はなかなかわからないでしょう。そこで着目してほしいのが「うんち」です。消化率の高い食事ほどうんちの量が少なくなります。栄養が届いているかの目安として日々観察してみてください。

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